コラム
Vol.12 2020年を振り返る。
今年ももうすぐ終わります。
毎年思うことですが、あっという間の1年でした。
今年に関しては新型コロナウイルスに振り回されつづけた1年でしたね。
おそらく来年も続くのでしょう。
2月後半から日本でも感染が拡大し3月にはいろんなイベントが中止・延期されました。
未知のウイルスに対して感染者そして重傷者・死亡者を出さない。徹底的に感染防止対策を行うというのが第一波でした。
私個人的には当時の日本のトップはよくやったと思っています。世界的に見ても非常に曖昧な基準の日本の緊急事態宣言はあの時点での死亡者数を押さえ込んだと思います。第一波では「感染させない」「死なせない」という明確な目的が1つだったのでその為にできることをすればよかったのです。
しかし、第二波からは「経済」というもう一つ、守るべきものが増えてしまい、こっちを押さえればこっちが浮き出てくるといういわばトレードオフのような状況になってしまい、様々な対策が後手を踏んでしまったのだと思います。
ただでさえ変化の激しい現代社会でコロナはその変化のスピードを劇的に加速させました。例えばフードデリバリーサービスはここ数年、成長をしてきて一般的になってきましたが、コロナ禍で当たり前状態になりました。東京オリンピックの混雑対策のため総務省がテレワークを推奨していましたが、思うように進まず、コロナの登場で図らずともテレワークをする企業が急激に増えました。
当然これらの変化についていくことは大事ですがコロナが終わってからも続けられるような体制整備を今からしていくことが本当に必要なことだと思います。
私の仕事においてもZOOMで打ち合わせなどをすることが増えました。昨年の比ではありません。オンライン上で打ち合わせやセミナーをするために必要なことや設備は何か、便利な機能はないかなど調べ今やデスク周りはちょっとした基地の司令室状態です。最近になって思うことは自分では当たり前のオンラインでのやりとりがある人にとっては全くそうでないことです。情報の格差が生じ仕事上でも支障をきたすことがあります。
「知らない」→「知っている」→「やってみる」→「分かる」
現代社会ではこの「知らない」と「分かる」の差がビジネスをする上で非常に重要になってきます。
来年も引き続き大きな変化がある1年かもしれません。様々な情報にアンテナを張り巡らせるようにしたいものです。
目次
- Vol.18 思い切って異世界に触れるとイノベーションが起こる!?
- Vol.17 結婚式の長い挨拶から考えた「想いを伝える姿勢」
- Vol.16 漫画「キングダム」に働き方改革の神髄が隠れていた!
- Vol.15 日本のサッカーワールドカップ優勝のカギは働き方改革!?
- Vol.14 当たり前だけどできていない、睡眠を考える
- Vol.13 男性必見!男性の産休が創設?
- Vol.12 2020年を振り返る。
- Vol.11 技能実習生制度を別の角度から見てみる。
- Vol.10 急速に進みつつある「脱ハンコ」を考える
- Vol.9 Go to トラベルキャンペーン使いました?
- Vol.8 夏のビジネスマナー
- Vol.7 初めてのお客様をリピーターにさせるには?
- Vol.6 ターゲットは誰なのか?
- Vol.5 未来を創造するチカラ
- Vol.4 パラダイムシフトの渦の中で
- Vol.3 新型コロナウイルスの影響について思うこと
- Vol.2 パワハラ訴訟に見る、これからの組織のあり方
- Vol.1 働き方改革 何から始める?