コラム
Vol.4 パラダイムシフトの渦の中で
パラダイムシフト:ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。社会の規範や価値観が変わること。(デジタル大辞泉)
前回のコラムで書きましたが、3月末に自身初めてのWEBを使ったセミナーを行ってきました。ある企業の全国ミーティングに併せて私が講演をするというものだったのですが、コロナの影響で集まりがなくなり、テレビ会議システムを利用したミーティングになったので私の講演もWEBで全国の支店に配信されました。
数人は同じ部屋にいたのですが、ほとんどの方はカメラの向こうです。通常であれば相づちを打つ箇所、メモをとる箇所、寝てしまう箇所がその場にいるとわかるのですが、そんな良い反応も悪い反応も分からないのでかなり戸惑いました。
しかし、今回のコロナ禍により、ZOOMを初めとするWEBセミナーへの関心が一気に高まっています。既に業種問わず様々な工夫を凝らしてWEBセミナーを実現している方がいます。ひょっとしたらこの2020年は「WEBセミナー元年」と言われる年になるかもしれません。
ちなみに今や登録ユーザー数8,000万人と日本国民の共通インフラとなっているLINE。LINEの普及率を見てみると
2011年頃から日本では急激に登録ユーザー数が増えました。スマホの普及率とも重なるのですが、2011年は東日本大震災の年です。この震災を機に多くの日本人の価値観が変わっていきました。
そして2020年、新型コロナウィルスによるパンデミックです。
企業ではテレワークが急速に進み、テレビ会議も増えています。生活では「ZOOM飲み」と言って画面越しの飲み会が行われています。このようにWEB会議システムはどんどん普及していくと思います。今はZOOMが主流となりつつありますが、今後、同じようなサービスが台頭し、このWEB会議システム市場の覇権を争うことになるかと思います。
大きな変化が起きます。もう既に起きているかもしれません。
この変化を捉え、どのように適応していくのか、中小企業は考えなくてはいけませんし、私たち士業も例外なく、WEBセミナーの開発・運用等を考えなくてはいけません。大きなパラダイムシフトを迫られていると感じています。
目次
- Vol.18 思い切って異世界に触れるとイノベーションが起こる!?
- Vol.17 結婚式の長い挨拶から考えた「想いを伝える姿勢」
- Vol.16 漫画「キングダム」に働き方改革の神髄が隠れていた!
- Vol.15 日本のサッカーワールドカップ優勝のカギは働き方改革!?
- Vol.14 当たり前だけどできていない、睡眠を考える
- Vol.13 男性必見!男性の産休が創設?
- Vol.12 2020年を振り返る。
- Vol.11 技能実習生制度を別の角度から見てみる。
- Vol.10 急速に進みつつある「脱ハンコ」を考える
- Vol.9 Go to トラベルキャンペーン使いました?
- Vol.8 夏のビジネスマナー
- Vol.7 初めてのお客様をリピーターにさせるには?
- Vol.6 ターゲットは誰なのか?
- Vol.5 未来を創造するチカラ
- Vol.4 パラダイムシフトの渦の中で
- Vol.3 新型コロナウイルスの影響について思うこと
- Vol.2 パワハラ訴訟に見る、これからの組織のあり方
- Vol.1 働き方改革 何から始める?