働き方改革　何から始める？ | コラム | エフリンク経営サポート

コラム

新聞やテレビで「働き方改革」という言葉を見ない日はないですね。正直うんざりしている経営者の方も多いかと思います。

2020年4月から中小企業については新たに時間外労働の上限規制が適用されます。既に有給休暇の取得義務化は2019年から始まっているのでその対応に四苦八苦している経営者や人事部の担当者もいることでしょう。

愛知働き方改革推進支援センターに週の半分ほど勤務していて、多くの相談を受けますが最も多い相談内容の一つに「働き方改革って言うけど何から始めたら良いかわからない。」というお悩みがあります。
では実際にどんなことを始めたら良いのでしょうか？

まず多くの方は「働き方改革＝法令を遵守すること」と捉えています。確かに70年ぶりに改定された労働基準法（働き方改革関連法）を遵守しなくては企業に罰則が科されるので法令遵守は大切なことです。

しかしながら、本来、働き方改革というのは企業活動の生産性を上げ、多種多様なバックグランドをもつ従業員が安心して働ける仕組み・環境を作ることです。

そのためには小手先の取組みではなく、本質的な取組みが必要になってきます。そして本質的な取組みを行うためには何よりも経営者がまず本気になって取組むことが重要です。

そもそも働き方改革ってなぜ必要なのか？自社で取組む意義とは？従業員のメリットは？これらをしっかりと考え、自身が納得感を持って自社で働き方改革に取組む！ということを宣言することが最初に行うことだと私は思います。