コラム
Vol.7 初めてのお客様をリピーターにさせるには?
一旦収束したかに見えた新型コロナウイルスの感染拡大。このコラムもこの数ヶ月、コロナ関連の社会ニュースを取り上げてきてもうそろそろ別の話題をと思っていたのですが、また感染者が増え、さらに政府が進めている施策について連日ニュースで取り上げられているので今回もコロナ関連からです。
「Go To トラベルキャンペーン」
話題になっています。
内容の説明等は割愛しますが、旅行関連業にとってはありがたい施策のはずです。
そして我々消費者もこれを機にせっかくだからどこかに行こうかという気持ちも沸いてきます。そしてこれまで行ったことのないホテル、旅館、飲食店、小売店に行くこともあると思います。
そしてそのような企業にとって大事なのは来ていただいたお客様にまた次の機会に自社を選んでもらうこと、つまりリピーターになってもらうことです。
リピーターになってもらうためには様々な取組が考えられますが、今回は私がとある整体院のリピーターになったエピソードをお伝えしたいと思います。
何かのきっかけで1か月以上もの間、腰がものすごく痛くなってしまった時がありました。もみほぐしとかに行ってはみたものの改善されず、我慢できなかったので整体院に行こうと思いネットで「〇〇区 整体院」と検索して自宅から近い整体院を探しました。そしてトップに表示された整体院のホームページをさらっと見てなんとなくよさそうだったのでかなり近いこともあり、行ってみることにしました。
受付で初めてであることを伝え、問診票を書きます。
施術室に通されたのですが、担当してくれたのは院長だったようで見た目からして自分よりは若いなと思いました。そこで自分は何気なく「ホームページ見て来ました。すごくよく作っていますよね。SEO対策もされているようだし。」と言ったら、院長の目が大きく開いて「ホームページ見ていただいたんですかー!ありがとうございます!!そうなんです!SEO対策もちゃんと考えてましてー!!!」ってすごいオーバーリアクションで目をキラキラさせて喜んでいました。こちらとしては何気なく言ったつもりだったのですが、あんなに喜んでもらえると悪い気はしません。むしろこちらもなんか嬉しくなってきました。
結局そこから何ヶ月も通い、腰の痛みはなくなり、あんなに痛かったのが嘘のようです。そして腰が痛くないときでもたまに院長と話したいと思ってつい予約をしてしまうのです。施術はもちろん、院長のそして整体院のスタッフ皆さんのホスピタリティでリピーターになったと言えます。
「喜び上手はホスピタリティ」なのです。
特に難しいことをする必要はありません。
メラビアンの法則というものがあります。
私が院長に対して良い印象をもったのは院長の発した言葉というよりかはその喜ぶ姿、表情だったと思います。
ぜひ、初めて来たお客様、特に今回の様な状況でわざわざ来ていただいたお客様に対して喜びと感謝の気持ちをオーバーに表現して伝えてあげて欲しいと思います。
目次
- Vol.18 思い切って異世界に触れるとイノベーションが起こる!?
- Vol.17 結婚式の長い挨拶から考えた「想いを伝える姿勢」
- Vol.16 漫画「キングダム」に働き方改革の神髄が隠れていた!
- Vol.15 日本のサッカーワールドカップ優勝のカギは働き方改革!?
- Vol.14 当たり前だけどできていない、睡眠を考える
- Vol.13 男性必見!男性の産休が創設?
- Vol.12 2020年を振り返る。
- Vol.11 技能実習生制度を別の角度から見てみる。
- Vol.10 急速に進みつつある「脱ハンコ」を考える
- Vol.9 Go to トラベルキャンペーン使いました?
- Vol.8 夏のビジネスマナー
- Vol.7 初めてのお客様をリピーターにさせるには?
- Vol.6 ターゲットは誰なのか?
- Vol.5 未来を創造するチカラ
- Vol.4 パラダイムシフトの渦の中で
- Vol.3 新型コロナウイルスの影響について思うこと
- Vol.2 パワハラ訴訟に見る、これからの組織のあり方
- Vol.1 働き方改革 何から始める?